子犬を迎えるまで
柴犬の動画を見続ける夫に根負けして、保健所に行ってみました。
「〇〇市では、野犬がいないので、赤ちゃんの犬はいません」
そうだね、野犬って見たことないよねと帰宅。保護犬のサイトもさんざん見ましたが、赤ちゃんの柴犬には出会えませんでした。
私が柴犬を飼いたいんだよと、友人らにラインした時の反応が苦笑いです。
・信じられない動物嫌いだったじゃない 衝撃
・動物を飼っていない人って決めて、お見合いしてたのにね
・男で変わるな~
そうなんです。昨年離婚して、結婚相談所に入り49歳の婚活をしていた私。
見て可愛いと思うけど、毛が抜ける、うんちをし放題、家が匂う、家具をかむ
の理由から、飼いたくないと思って生きてきました。潔癖症なのです。
それがたった一度のペットショップでの出会いで、180度方向転換です。
可愛いさに骨抜きになり、3日悩んで買いに行ってしまいました。
新潟県出身のルルは、赤柴の女の子です。7月5日に生まれたばかり。赤柴という毛色の種類があることすら、知らなかったです。
名前は夫が初めて飼った犬の名前と一緒にしました。
夫の母も、独身の頃からずっと犬を飼っていて、ルルという名前だったそうです。
そうそう、夫の父とはじめて会ったときにかけられた言葉は、
「犬は好きですか」
でした。
私の実家では、ずっと途切れることなく犬を飼っていましたが、一度も面倒見たことがなかったです。
しかし、
「ハイ好きです」
と空気を読みました。49歳の最後かもしれない婚期のチャンスですから(笑)
そうです、夫の家族は動物大好きなのです。
ペットショップで、
「柴犬の赤ちゃんがいますか」
と私が聞いたら男性の社員さんが、
「しばちゃんですね♡」
というのに、とても衝撃を受けました。
なるほど、柴犬と呼び捨てはまずいのか。
「本当は豆しばが欲しかったんですけど」
といえば、
「豆ちゃんですか、この間までいたんですけど、別のお店にいってしまって」
え、え、え~豆しばは、豆ちゃんなのか
餌のことは、ご飯というのは川島なお美とさんまのやり取りで知っていたけど
買いに行くまでに、YouTubeで飼い方をたくさん勉強していったけど、
ペットショップで1時間も飼い方レクチャーをしていただき、ほとんど初耳でした。
「しつけ次第で、お嬢様になります。優しい女の子です。」
というので、メスとよぶのもまずいのかもと思った次第です。呼んでますけどね。
犬を飼っている友人たちからは、
「子供みたいだよ」
「高いけど癒されるよ」
「メロメロだよ」
「フルタイムで働きたいけど、わんこが後5年もしたら介護だから置いていけないよ」
みんなファミリーについて、熱く語ってくれました。
親戚のお姉さんは、
「はっきり言って、子供より上だね。かわいいよ。亡くなってしばらくはロスで、未だに違う犬を見ても思い出して会いたいなと思うよ」
というではないですか、子供より上ですか!可愛い娘さん二人いたけど、母の気持ちはしらないよね。
ルルは、初めて夫の手に抱っこされた日は、震えていました。
そしてペットショップからうちに来るときも、声一つあげずやってきたのです。